金沢市内には今でも武家屋敷や土塀・石畳など江戸時代の面影を残したままにしている長町という地域があります。
中でも観光客に人気のある武家屋敷跡 野村家がとてもおすすめなのでご紹介します。
えびママ
武家屋敷跡 野村家とは
武家屋敷跡野村家とは加賀藩の重役を歴任した野村家の屋敷跡です。中級武士の当時の歴史を感じることが出来る屋敷を550円で見学でき、日本庭園眺めながらお茶をいただくこともできる人気の観光スポットです。
2009年にミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで武家屋敷跡野村家は二つ星を獲得しました。金沢で2つ星を獲得したのは武家屋敷跡野村家と21世紀美術館で、最高の3つ星は兼六園が獲得しています。
えびママ

※所要時間30分、料金は無料。長町武家屋敷休憩館に在中
[金沢]武家屋敷跡野村家 基本情報・アクセス
北陸鉄道バス:「香林坊」バス停 徒歩5分
住所 | 石川県金沢市長町1丁目3−32 |
TEL | 076-221-3553 |
営業時間 | 8:30~17:30(4月~9月)、8:30~16:30(10月~3月)※入館は閉館の30分前まで |
定休日 | 12月26日、27日 |
入館料 | 550円 ※お茶は別料金300円 |
駐車場 | 6台 |
公式サイト | 武家屋敷跡 野村家 |
[金沢]武家屋敷跡野村家の濡れ縁とミシュラン獲得の日本庭園
こちらがミシュラン2つ星を獲得し、2003年にはアメリカの庭園専門誌で日本庭園部門第3位を獲得した野村家の庭園です。(第1位は島根の”足立美術館庭園”、第2位は京都の”桂離宮”※2003年ランキング)
えびママ
100,740㎡の兼六園と比べ、300㎡と庭園自体はそこまでの広さはないのですが、落差2mの滝があったり、桜御影石でできた大架け橋があったりと日本庭園の良さがぎゅーっと凝縮されているような庭園でした。
庭園自体が立体的に造園されているので、広く感じます。12基の大きさやデザインが違う灯籠もありました。濡れ縁のすぐ下まで曲水が流れいるので癒されます。
濡れ縁に座っていると流れる水の音が聞こえ、すぐ足元には大きな鯉が泳いでいる…非日常な空間を味わうことができます。濡れ縁は十分に足を伸ばして寛ぐことが出来るほど、幅がしっかりとありました。
えびママ
えびママ
こちらの上段の間に藩主を招いたそうです。奥の部屋には入室できませんが、障子が半分ガラス張りになっているので庭園を見渡すことができます。総檜造りの格天井や、透かし彫りの釘隠しなど加賀文化を感じることができる部屋です。
[金沢]武家屋敷跡野村家の茶室でお茶とお干菓子
2階の「不莫庵(ふばくあん)」というお茶室では、300円の追加料金でお茶と干菓子をいただくことができます。この日は外国お方が多く、多くの方がお茶室を利用していましたよ。
えびママ

小えび
お茶とお菓子は隣の部屋から運んでくれて、あとはお客様だけの状態になるので周りを気にすることなくカジュアルにお茶を楽しむことができました。作法を教えてもらったところ、左手にお茶碗を乗せて右手で2回時計回りに回してから飲むそうです。
えびママ
お茶室から見える景色です。ちょうど庭園を見下ろすことができる位置です。
お茶室までの通路もまるで庭園を歩いているかのようなデザインです。途中急な階段もあるので、足腰の弱い方は注意してくださいね~!
[金沢]武家屋敷跡野村家で庭園を眺めながらお茶を頂いてきた
日本にいながら日本庭園や、お茶に触れる機会ってなかなかないので金沢観光で野村家を見学して本当に良かったと思います。
畳に座ったり、濡れ縁に座ってみたりと心から癒されるような独特な空気感はこういった武家屋敷ならではです。華やかな街でショッピングや食べ歩きも楽しい金沢ですが、こういった日本の文化を直に味わえるような体験もぜひしてみてくださいね。
コメントを残す